映画レビュー(アイカツ/BLUE GIANT/RRR)
とにゃ〜!
最近映画をいくつか見に行ったのでその感想とかをサクッと書いておこうと思います。
アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY
「うんうん、それもまたアイカツだね!」
アイカツ。女児向けのアイドルアニメ、というとちょっとノットフォーミーかなとなりがちですが、「友情・努力・成功」といった感じの前向きなメッセージがつまっている大人でも楽しめるアニメです。この映画自体はファンサービス的な面も多かったのでまずはTVアニメからちゃんと履修しましょう。
アニメはシリーズ化されていてますが、最初の「アイカツ!」だけで178話あるのでちょっと重め。バンダイチャンネルとかで見られると思います。
さて、前情報はこのへんで、映画の話。10th STORYというタイトルの通り、10周年記念の映画になっていて、10年前にアニメを追っていた世代に向けて明日への糧になるようなメッセージを込めて届けてくれたような作品でした。あまり多くは語りませんが、とにかく力をもらえる映画でした。
この作品だけ見るのはおすすめしませんが、TVアニメ版アイカツを履修した人は必ず見たほうがいいです。芸能人はカードが命(キメ曲)が映画館の音響で聞けただけで大満足でした。
★★★★★
BLUE GIANT
連載中のジャズ漫画の映画化作品です。原作を読んでいたので気にはなっていたんですが、見に行った決め手は音楽:上原ひろみ。いわずと知れた日本を代表するジャズピアニストですね。作中のバンドも上原ひろみが参加するトリオでの演奏になってます。
作品の見どころはなんといってもライブシーン。ピアノももちろん良いんですが、主人公・大の演奏するサックスがとにかくパワフルで、映像と音がピッタリマッチしていて気持ちよかったです。TVアニメではなく映画というフォーマットを選んだのは正解だったと思います。
キャッチーさがそんなになく、どうしても尺の都合上語りきれなかったものが結構あった感じなので、良いお話が見たい人というよりは音楽アニメ映画が見たい人向けという感じだったかな。
★★★☆☆
RRR
「ナートゥをご存知か」
歴代最高のインド映画「バーフバリ」の監督&主演が送る新作です。インド映画でイメージするとおり、なぜか突然歌い出してキレッキレのダンスを披露するアレです。
物語に植民地や独立運動みたいな文脈が含まれているので、残酷な描写(R-15くらい)などがそれなりにありますが、話としてはシンプルでよくまとまってたので見やすい映画でした。
バーフバリ人気もあり、日本のインド映画としては歴代最高の興行収入になったとか。
とにかくインド映画らしいパワフルな絵面が魅力的で、物語と絵面とキャラクターのパワーでゴリ押ししてくるような感じでした。
なんというか魅力を言葉で伝えづらいんですが、邦画にもハリウッド映画にもない独特の力強さと空気感がすごく面白いので一度見てみるのがおすすめです。
痛々しいのが嫌な人はバーフバリのほうが見やすいのでそちらをおすすめ。
ナートゥの動画はYouTubeにも上がってるんですが、あまりにキレてて普通にかっこいいのでぜひ見てみてね。
★★★★★