FINAL FANTASY XIV 漆黒の反逆者
とにゃ〜、キッドです。
今日は先日大型アップデートがきたFF14の話。
知ってる人も多いとは思いますが、FF14はオンラインゲームで、2年に1回コンシューマゲーム1本分の追加シナリオがあります。(それと合わせて3ヶ月に1回の定期アップデートもある)
今回は5.0漆黒の反逆者というタイトルで2.0の新生から数えて(なぜ2.0から数えるのかは調べてみてください。)3回目の追加ディスク。毎回涙せずにはいられない濃厚なシナリオを体験できるんですが、今回は格が違ったんです。そんな話。
ネタバレありで進みますので、続きは是非ともゲームクリア後に。
世界を救うためにひたすら闘った2日半
最初は全体的な話とキャラクターの話から。
せっかくなのでBGM代わりに流しながらどうぞ。
今回、サーバーが開いたのは金曜日の夜。そこから日曜日の深夜2時くらいまでひたすらメインシナリオを追いかけて、なんとかギリギリで攻略。月曜日を迎える前にスタッフロールを見ることができました。
丸2日とちょっとかかったわけですが、もちろん睡眠時間もあるので、実際のプレイ時間は40時間くらいでしょうか。ちょうどコンシューマゲーム1本分といった感じですね(ただし寄り道要素はほぼ触っていない)
いつものようにカレーを作って、ひたすらに冒険。気合いを入れてプレイしたので密度が高くて良い体験ができたように思います。というか途中で止まれなかったですね。特に終盤。
暁の血盟メンバーとの旅
今回のシナリオでまずグッときたのは、暁の血盟メンバーと共に旅ができたこと。
違う世界に飛ばされて、人種も文化も全く違う環境の中、彼らは変わらず主人公を支えてくれます。今まで蒼天ではアルフィノと旅をしたりもしましたが、これだけ長い間暁のメンバーみんなと一緒に行動したのは初めてじゃないでしょうか。メンバーがそれぞれの役割を果たす為に散り散りになることも多かったので、今回力を合わせて世界を救う体験ができたのは今までにない「仲間」感がありました。
今回から追加されたフェイスシステムも、物語への没入感を高めてくれました。ちょっと戦闘力が低いので常用する気にはならないですが、一緒に冒険しているという実感や、キャラクターそれぞれの個性なども見えて、シナリオの体験としてはとても良いものになったと思います。
橋を渡るミンフィリアちゃんがかわいかったです。
世界を救う物語
今回の物語の核は、光に包まれた世界に闇を取り戻す、というもので、今まで光の戦士として戦っていた戦士が、別世界で闇の戦士と呼ばれて活躍します。
今までの物語を振り返ってみると、「イシュガルドを守る為」「ドマ/アラミゴを解放するため」と、国のために戦っていた戦士たちの目線が、急に世界に向きます。しかも、原初世界を救うために第一世界を救うという、異世界要素まで合わさって。
そういう点で見ると今までよりも話のスケールが大きく、「ああ、ファイナルファンタジーしてるな」と素直に感じたのも納得です。宇宙とか地底とか別世界とか光とか闇とか無とか。
光から闇への転身というのもFF4チックでいいですよね。
クリスタルタワーとFF14
今回のシナリオではクリスタルタワーがかなり重要な位置を占めます。
クリスタルタワーといえばFF3のラストダンジョン。FF14にも新生時代にレイドダンジョンとして実装されていました。当時は過去作へのリスペクトとオマージュとしてよくできたコンテンツだと思っていましたが、まさかこんな形でメインシナリオに関わってくるとは。
今回のメインテーマ「SHADOWBRINGERS」にも悠久の風のアレンジが含まれているんですが、クリア後の今それを聞くともはや「FF3のオマージュ」ではなく「FF14のオリジナル」と思わせるくらいの融和だったように思います。すっかり溶け込んだなって気がします。
うちの子がかわいい
FF14にはオンラインゲームらしい独特の文化があって、そのうちの一つが「うちの子かわいい」文化。
ララフェルのプレイヤーは「「あの子かわいい」といいつつ、なんだかんだ自分が一番かわいいと思っている」という定説があるくらい。もちろんララフェル以外のプレイヤーも概ねみんな「うちの子かわいい」精神があるんじゃないかと。
そんなFF14なんですが、もちろんうちの子(主人公)の活躍は今までにも散々あったわけで、なぜそれを今更言うのかというと、今回特別かわいかった(かっこよかった)からなんですよね。
まあ、SS見てくださいよ。めっちゃキマってますから。
はい、かわいい
今回、選択肢の表示方法が変わったり、カメラワークもかっこよくなったりして、物語の見せ方が作品としてグンとよくなったように思います。「蒼天」「紅蓮」のときと比べてなんというか、自然に物語の中に入っていけたように思います。
チャイ夫人がかわいい件
ユールモアにいるチャイ夫人がかわいい。もふもふしてる。
とても朗らかで柔らかい雰囲気の女性。どことなく知り合いに似ている。
蛮族がかわいい
ピクシー族やン・モゥ族、ドワーフ属など、新しい蛮族がいくつか登場します。
それぞれの性格が色濃く出ていてとてもかわいいですよね。妖精王になったフェオちゃんのいじけるシーンが結構好きです。
あとはドワーフがかわいいです。みんなヒーラーのロールクエやってください。
アシエン・エメトセルク
今回の物語の裏の主人公とでも言うべきでしょうか。敵でありながら、自分なりの正義を持っている、なんとも憎めないキャラでしたね。
(ここすき)
有給の長い時を過ごして、なお失われた世界を取り戻したいというその信念は、立場さえ違えば物語の主人公にもなれたかもしれないですが、彼は最後は悪役として倒れます。闇の戦士は、どんな想いで彼と闘ったんだろう。自分たちの世界を守るため、倒さなければいけない敵だったとはいえ、なんともやりきれない最期の闘いだったように思います。
胡散臭い奴だったけど、好きだったなぁ。
例のシーン
ここからはシナリオを時系列に振り返ってみます。
最初はアルフィノ/アリゼーを選ぶうちの、アリゼールートにある例のシーン。
今までのFF14の演出から考えると、圧倒的にグロテスクです。CERO指定変わったのかと思いました。物語の序盤でかなりショッキングな演出があって、先の展開が不安になったんですが、思えばあの演出があったから物語にグッと引き込まれたのかもしれないですね。好きじゃないですけど。
夜を取り戻す
今回の冒険の主目的、光を打ち払い夜の闇を取り戻すシーンが圧巻でした。
ボスを倒すと1つの地域で光を払うことができるんですが、特に最初のボス後のシーンは、空が割れるような演出で、達成感と爽快感で泣きそうになりました(早い
このイベントシーンを見て、トレーラーを思い出して、ついに闇の戦士になったんだなという実感が湧いた思い出。
サンクレッド、死す!
77レベルあたりでサンクレッドに見せ場が訪れます。
4.Xからちょこちょこ入るようになった、別のキャラクターを操作して物語を進めるイベントバトルで、サンクレッドが命を削って敵の将軍と闘うんですが、これが涙なしには見てられないバトルでした。
「こいつは俺が食い止める、お前たちは先に行け!」とこれ見よがしの死亡フラグを立てて、その上無茶な技を連発します。割と長めなイベントバトルなんですが、どちらかというと操作できるイベントムービーのような感覚でした。操作できるだけで随分感情移入がしやすかったですね。もうやめて欲しいと思いながら必殺技ボタン連打してましたが。
ちなみにこのちょっと前にある炭鉱の話も良い話でしたね。奥さんが石を見つけていた話。好き。
巨大タロース、爆誕!
物語終盤、いままで関わった人たち全てが関わって、敵の城に乗り込むイベントがあります。
推しのチャイ夫人も大活躍するこのイベント、物語がクライマックスに向かっている感じが全面にでてて爽快感がありました。なんというか、紆余曲折あって、良い感じの雰囲気になって、挿入歌が流れ出してる感じの空気感。何をやっても失敗しない気がするあの感じですね。
もちろんこの巨大タロースの製造には成功して、79IDに突入するんですが、このID、物語の雰囲気をそのまま持ち込んでいるので勢いが止まらずに駆け抜けた気がします。
アーモロート
今回のアップデートで一番好きだったのが最後に訪れることになる街、アーモロート。
海底にあって、過去の別世界を映した幻想の空間で、独特の浮遊感の中に異世界人がいる、そんな場所。
ピアノのコードとメロディで進むシンプルなBGMも今までとは雰囲気が違って、ラストバトルの前の静けさのような空間演出に拍車をかけます。
この街があって、異世界人が普通に暮らしている世界があったことで、アシエンの正義が理解できてしまって、より物語に深みと重みが出たような気がします。今までアシエンといえば悪い奴くらいの認識で、霊災を起こして世界を滅ぼそうとしているだけという感じで進んできた「FF14」の物語でしたが、この街とエメトセルクの語りによって、彼らなりの正義が見えてきます。
本当に美しい街ですよね。
終末のアーモロート
世界崩壊の様子が描かれている最後のダンジョン。
左右から壁が倒れてくるギミックの迫力にも驚きましたが、なんといっても最後の宇宙が美しかった。思わずSS撮っちゃいました。
SHADOWBRINGERS
今回のパッチの英題と同名のメインテーマ。この曲が、最期の闘いに挑むタイミング、ここしかないというところで流れ出します。いなたいクランチのイントロが始まった途端、込み上げてくるものがありました。
最後は8人で挑むボスバトルですが、ここでFF14の物語上初めて、「闇の戦士(光の戦士)」を集めて闘うという見せ方に感動。「闇の戦士たち」として8人で挑むことに意味がある展開だったので、ボス戦の開幕ムービーにまで感動してしまう始末。
エメトセルク「勝者の歴史が続き、負けた方は、反逆者として名を記される。この星の物語における悪役がどちらか、決めようじゃないか!」
エメトセルク「我が名を、ハーデス!冥きに眠る同胞のため、世界を奪い返す者なり!」
まとめ
あ~~、漆黒楽しかった。