とにゃ〜!最近はポケポケとスレスパと双眼鏡にハマっているキッドさんです。
だんだん暖かくなって春を感じられるようになってきましたね。

KENKO Artos 8×42 W & ultraVIEW 6×30 WP

去年の宇宙の話からの流れで少し前に2つほど双眼鏡を買いました。
どちらもケンコー製で
Artos 8×42 W (左の大きい方)
ultraVIEW 6×30 WP (右の小さい方)
の2機種です。
先にultraVIEWを買って、あとからArtosを買い足した感じになります。
どちらも1万円しないエントリークラスの双眼鏡です。

使用感としては、Artosは、ピントリングと見口にちょっと癖があるので、実際に店舗で触ってみるのが良さそうです。8倍というのもあってか、少し目でのピント合わせが疲れる印象。写りは値段相応という感じでしょうか。視界が広くてアイレリーフも長めなので、その点は使いやすいです。
ultraVIEWは6倍とそこまで倍率が高くなくいのもあって、手ブレや被写界深度の面でも使いやすく入門にちょうど良さそうです。写りもよく、軽いので持ち運びも楽でかなり良い線いっていると思います。
どちらも瞳径(対物レンズ径/倍率)が5以上あって明るい双眼鏡なので、天体観測もできるようなスペックです。
天体観測だけで言えば、倍率高くても見えるのは基本点だけなのでultraVIEW1台でもよかったんですが、バードウォッチングも始めたので、もうちょっと倍率ほしいな、ということになりArtosも追加購入という形。
予算が2万円くらい取れればいいとこ取りのワンランク上の機種も買えたかなという気もしますが、2本あるのは特徴とかも見えてきてそれはそれで面白いので良しとしましょう。

天体観測

双眼鏡を手に入れたので、早速最初の目的だった天体観測をしてみたんですが、これがなかなかおもしろくて。
自宅のベランダからでも6等星くらいまで見えるので、オリオン座の中に100個くらいの星が見えたり、オリオン座の中にあるM42散光星雲という天体が見えたりします。
月を見ても凹凸が見えるくらいまでクローズアップできますが、月を見るだけならもう少し暗い望遠鏡でもよさそうですね。

ほとんどの天体は地球の自転/公転以外の影響を受けて見え方が変わったりすることはあまりないんですが、太陽系の星星に関してはそれぞれの公転が見え方に影響してきます。なので天体イベントというのが存在するんですが、今年のイベントとしてはすばる食(プレアデス星団食)や土星の環の消失なんかが面白そうです。
プレアデス星団食は3,8,11,12月に、土星の環の消失は3~5月と11月に見られるそうです。すばる食は19年周期、土星の環の消失は16年ぶりに見られる珍しい現象のようですが、土星のほうは環が見える望遠鏡が必要なのであしからず。11月までに手に入ったらうれしいなぁ。
ちなみに今年最後のすばる食は12/31の大晦日の23時頃に見られるそうです。年越し前に空を見上げてみるのもいいかもしれないですね。

出典: アストロガイド星空年鑑2025/(株)アストロアーツ

バードウォッチング

そしてもう一つの双眼鏡の使い道、バードウォッチング。
といってもこちらは本当に始めたてで色々模索中くらいの感じではあるんですが。良い散歩にはなるかなと思うので、冬の動きたくない時期の運動のきっかけにはなっている気がします。まだ家の近所の公園に何箇所か出かけただけですが、意外と多くの鳥に出会えて面白いです。ただ、野鳥知識が乏しいので、なかなか同定が難しい。これは慣れも大切そうですね。

気をつけて探してみるとキセキレイ、エナガ、アオゲラ、ノスリ、ツグミ、マガモ、チュウサギ、コゲラ、ヒヨドリなどなど、意外といろんな種類に出会えます。
見つけたけど種類を判別できずに飛び去ってしまった鳥も多々。探すのも含めて、結構経験が必要だなぁと思ったりします。

バードウォッチングをしているとバズーカみたいなレンズをつけた本格派の人もよく見かけます。羨ましいなとは思いつつも、双眼鏡で見ている限りではちょっと手が出ないクラスの超望遠が必要だなと感じてしまうので、しばらくは双眼鏡だけで楽しんで行こうと思います。写真撮れたらブログにまとめていったりしても面白そうなんですけどね。これは天体観測もそうですが。特殊な用途になるととにかくお金がかかる…。赤道儀やら超望遠やら。もう少し余裕ができたら考えてみたいですね。