とにゃ〜!
今回はギターとアンプをメンテナンスに出した話。

Marshall Super Lead 100w 1974

メンテナンスに出したアンプ。
一番の目的はマスターボリュームの増設。
あまりにも音が大きすぎて弾いていると人体に悪影響があるレベルだったので…。
他にも古いものだったので諸々気になるところを調整依頼。
近所にアンプ専門のお店がちょうどあったのでそこにお願いしてみました。

  • 前面にあるマスターボリュームの排除
  • 背面にマスターボリューム増設
  • 前面のジャック交換
  • polarityのコンデンサ交換(感電対策のため)
  • 差し込み式3ピンコンセントに変更
  • インピーダンスセレクタの交換
  • バイアス調整(100V駆動想定)

などなど。
お値段は全部で35,000くらいだったかな?

マスターボリュームはなんで取って裏に付けてるかというと、形式が違うからです。
以前からついていたタイプのものはJCM800 2203などにもついている、トーン直後でマスターボリュームを入れる方式だそうで、今回は(多分)パワー管を通したあとのものを絞っている方式。
何が違うかというと歪の量が違います。前者のほうだと、正直あってもなくてもあんまりかわらない程度にしか歪まないです。
ちなみに、もとあったジャック近くにツマミを配置しない理由は、コントロールする電力が大きすぎてノイズが入ってしまう可能性があるからだそうです。
で、2chのLoにツマミがついてたので、4つ合わせてジャックを新品のものにしてもらいました。
あとは感電があったのでコンデンサ交換と3ピンコンセント変更。
インピーダンスセレクタは、U字の針金一本だけで切り替えている状態(おそらくパーツが欠品している)だったのでちゃんとしたものに変えておきました
このアンプはおそらく日本用としてヤマハの前身である日本楽器製造が輸入したものなんですが、この頃は100V仕様ではなく117V仕様のものをそのまま売っていたそうです。
なのでバイアス調整も100/117どちらでもよかったのですが、音量感もこれ以上いらないし使い勝手が良いので100Vで調整してもらいました。
もろもろのメンテナンスまわりはさておき、マスターボリュームはやっぱり便利ですね。
夜にちょっと鳴らすような使い方もできるのでありがたい限りです。人体にも優しい。
絞りすぎると良さがなくなってしまう感じもあるので、録音するときはやっぱりある程度出したほうがよさそうですけどね。

Gretsch Tennessean 1967

今回メンテナンスに出したギター。
グレッチのセミアコで、もう56年ものとかの骨董品。
買ったのも10年前くらいになる気がするけれど、長いことちゃんとメンテナンスに出していなかったのでお願いしてきました。
メンテナンスをお願いしたのは若い方が一人で運営している地元の小さなメンテナンス工房。
家からの距離と、メンテナンス専門でやってるということ、そしてなによりアンプ屋さんのおすすめということもあり決めました。

  • ジャックの交換
  • ポット等の洗浄
  • ビグズビーの調整
  • ブリッジの両面テープでの固定

たしか全部で15,000円くらいでした。
ジャックの接触が悪かったのをなんとかしたかったんですが、これは交換しちゃったほうが良いとのことだったのでお願いしました。
あとはトーンのスイッチもあまり使わないんですが調子が悪くて合わせて見てもらおうと思っていたら、調整中になおったとのことで、パーツ交換はなしで洗浄のみ。これはラッキー。
あとはビグズビーが中心から少しずれていたので調整をしてもらって、ブリッジを両面テープで固定してもらいました。
このあたりは、楽器のバランスをよく考えて調整方法をいくつも検討してくださってとてもありがたかったです。
ビグズビーをつけ直す案やブリッジを金属固定する案もありましたが、バランス諸々を考えた結果最終的にビグズビーに挟まれているバインディングを調整する方法になりました。
パーツ類もなるべくオリジナルのものを残そうとして細かい気遣いもしてくれる良いお店でした。
そのうちジャズマスターもお願いしようと思います。