映画(スラムダンク/キューティーブロンド/マリオ)
5月に見た映画の感想です。
ようやくスラムダンク見に行けた…!
THE FIRST SLAM DUNK
どこで聞いても良い噂しか聞かないスラムダンクの映画。
漫画もアニメも履修済みでそれなりに知っていた作品だけど、新しい見せかたに驚かされた。
2時間という時間を最もうまく使うために無駄を一切省いた物語の切り抜き方と再構成、重みや空気まで伝わりリアルな体重移動まで感じられる丁寧なCGモーション、映画館という非日常空間をこれ以上なく上手く使った演出、どれをとっても素晴らしい作品だったと思う。
正直CG作品は苦手だし、キャスト変更にも肯定的ではなかったけれど、そんなネガティブな思いは鑑賞後にはすっかり消えていた。
バスケというスポーツの魅力と、スラムダンクの作品という魅力と、映画というフォーマットの魅力を全て知り尽くしていないと作れないレベルの作品だったと思うし、井上雄彦先生にしか作れない映画だったと思う。というか先生の映画に対する理解度が高すぎて驚いた。こんなに見せ方が上手い映画もなかなかないと思う。
本当に良い映画だったし、次回作を見たいと思える映画だった。今はバスケがしたいです。
★★★★★
キューティー・ブロンド(原題: Legally Blonde)
ファッションが好きな女子が法律の道を志す話。
友情努力勝利ならぬ、恋愛努力勝利といった感じで普遍的で好まれやすい物語だったように感じた。
キラキラ女子の濃ゆいキャラクターたちの世界観とお堅い法律の地味なキャラクターたちの世界観のギャップがよく表現されていて、コミカルでキャッチーな物語だった。
起承転結がとても綺麗なので鑑賞後感が良かった作品だった。
ちなみに邦題の訳はどうなの?ってちょっと思った。
★★★★☆
キューティ・ブロンド/ハッピーMAX(原題: Legally Blonde 2: Red, White & Blonde)
おてんば主人公エルが今度は立法の世界で大立ち回り!
今回は男性ではなくペットのブルーザーが物語のきっかけ。
相変わらずおしゃれ全開のエルが周囲から疎まれながらも、懸命に頑張る姿に少しずつ周りが感化されていく、ありがちだけど気持ちの良い話だった。
ドアマンのシドをはじめ、脇役たちが個性豊かで良かった。
★★★☆☆
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
巷で話題のマリオの映画。
3DCGのクオリティもさることながら、各作品へのオマージュもふんだんに含まれていて、とても愛ある作品だった。
特に2Dの世界観をはじめ、各種ゲームのフォーマットを3DCGとして表現するとこうなるというような表現の落とし込みが上手だった。
話としてはとてもマイルドで、子供と見ても安心のディズニー映画のようなクオリティだった。
悪いところは一つもなかったけど、プレステ派でマリオはあまり通ってなかったので、そこまで感動できなかったのが残念。
★★★☆☆