宇宙がすごい話
とにゃ〜!今一番欲しいものは天体望遠鏡のキッドさんです。
最近宇宙に興味が沸いてきていまして。なんかすごいな、こんなものほしいな、という気持ちが色々高まっているのでお裾分けしようという話を書いてみようと思います。
遠くて近い月までの距離
普段遠いとか広いとか言ったりしますが、こと宇宙や天文の話になってくるとその桁がとんでもないことになります。
一番近い月までの距離はおよそ38万キロ、地球10週分くらいですね。
2024年のはじめにはSLIMが月面へのピンポイント着陸に成功したとニュースになりましたが、実は日本としてはそれが初の月面への軟着陸だったそうです。近いようでもやはりものすごく遠いところなんだと実感させられますね。
月というと、人類が到達した唯一の天体として知られていますが、実は有人月面着陸は1961-1972年の間でアメリカが6回成功させただけで、50年以上人類は訪れていないことになります。
そんな中、実は今アルテミス計画という月面探査プログラムがNASAを中心に動いていて、その計画の中では有人での探査も予定されています。2026年には人類が半世紀ぶりに月面着陸することになるようです。日本人宇宙飛行士も2028年の月面着陸が予定されています。
漫画「宇宙兄弟」でも有人月面探査をしていますが、本当にそんな未来が近いうちにくるのかもしれないですね。ちなみにコミックス派なので今とんでもないところで待たさせられていて頭を抱えています。
また、ゲートウェイとよばれる中継基地の建設も計画されているようで、月への物資輸送や火星探査などに利用されるようです。完成は2028年。それを利用して今後の月面探査や火星探査が加速していくんじゃないかと思うと楽しみになります。
最近では民間企業も加わって宇宙ビジネスが盛り上がりつつありますが、これからの5年くらいは本当に目が話せない話題になるかもしれませんね。
先日JAXAの特別公開を見に行ったのですが、SLIMを始め宇宙に関する様々な話題に触れて最近とてもワクワクしています。
空の星と宇宙の広さ
JAXAの特別公開を見に行くにあたって何冊か宇宙の本を読んだんですが、知らないことだらけでとてもおもしろかったです。
たとえば水星の話。並びを考えてみれば当たり前でもあるんですが、地球から見ると常に太陽側にあります。なので明け方か夕方にしか見られません。また水星公転周期88日、自転周期59日で、公転1回につき1回転半しか自転しないので、1日が176日あって1年より1日が長いそうです。
流星群の話で面白かったのは、流星群の正体は星ではなく宇宙にあるチリだということ。地球が彗星の軌道を横切るとき、彗星が残していったチリが大気圏突入のときに燃えているそうです。なので夜空の星よりもずっと近い、地球の表面部分で起きていることになります。
あとは天の川の話。天の川の正体は太陽系も含まれる天の川銀河。太陽系はその端っこの方に位置しています。夏は天の川銀河の内側を見られるので良く見えて、冬は外がわを見るので見えづらいというふうになっています。天の川銀河がどら焼きのような形をしているので、川のような形で見えています。
そして極めつけは星と銀河と銀河団と宇宙の話。夜空に光る星は大部分が恒星。つまり太陽と同等の星が、夜空に無数に存在しています。天の川だけでも数え切れない星の数ですよね。そんな数え切れないくらいの星が集まって、銀河ができ、その銀河が50から100個以上集まって銀河団と呼ばれるものになるそうです。そんな銀河団すら宇宙には無数にあるようです。銀河くらいまでは素人のアマチュアでも観測できるそうですが、太陽系の規模を考えるとそれだけでも途方もない彼方まで見られることがわかります。
見えないものを見ようとして
そんな話をしていたら段々空を見上げたくなってきませんか?
ということで話は最初に戻り、天体望遠鏡が欲しくなっているキッドさんでした。
望遠鏡の前に、手軽な双眼鏡でも良いかなと思っています。
望遠鏡、双眼鏡って、遠くのものを見るものだと思っていたんですが、天体観測においては実際には明るく見るという意味合いも大きそうです。
肉眼よりも多く光を集めることで、見えない星を見えるようにしてくれるという機能もあるみたいです。
なので、倍率も大事ですが明るさもとても大事になってきます。
双眼鏡だと6×30とか書いてあるんですが、左が倍率、右がレンズ径になります。
レンズ径÷倍率が明るさの指標になるんですが、これが5~7くらいが天体観測には良いそうです。
双眼鏡も望遠鏡もカメラのレンズに比べればかなりシンプルなので、初心者がちゃんと使えるものが、望遠鏡で5万円台、双眼鏡なら1万円台くらいからありそうな印象です。
1万円で星空が今よりずっとキラキラ光りだすと思うともう買わない理由はないですよね。
望遠鏡はセッティングが大変ですが、その分大きなレンズと高倍率が得られます。初心者用のものでも木星の模様や土星の環、月の凹凸が見られるようになるようです。これから月面開発が盛んになっていくにつれ、月を見上げる機会も増えそうなので、遠くないうちに手に入れたいと思っています。
望遠鏡はカメラも接続可能になっているものが多いので、遊びの幅が広がりそうですね。カメラ遊びが本格的になってきたら赤道儀などの導入も考えてみたいです。
行くには遠すぎる月や星。眺めるだけなら思ったよりお手軽に始められそうなので、みなさんも一緒にどうですか?